キャリア支援の世界で活躍する田中道博氏。田中氏のもとでキャリア支援を学び、支援者となった人は枚挙にいとまがないが、そんな田中氏は軍師アカデミーの第1期生にあたる。
田中氏の歩みは明確であり、時間とともに力強さを増している。
個人の成長を通して組織・社会の発展に寄与することを目指す。
そのために、キャリアカウンセリングを社会のインフラとする。
そして、キャリア支援者を組織・社会に変革をもたらす『チェンジエージェント』にする。
時代に流されることなく不易普遍なる本質を追究し、決意と覚悟を持って前進を続ける田中氏のまわりには、時間とともに信頼が積み重なる。そのぶれない動きをじっくりと積み上げる姿勢は軍師アカデミー受講時と何ら変わることはない。その動きこそが田中氏の真骨頂なのだろう。
2010年、田中氏は初めて開講された軍師アカデミー講座に参加した。当時、既にキャリア支援者としての研鑽を始めていた田中氏は、そこに軍師特有の『経営×キャリア』の体系を吸収し、自らのキャリア形成を貫く志と力を徹底的に磨き上げた。
そして軍師アカデミー修了から3年が経過した2014年、田中氏のキャリアが大きく動き出す。研鑽を続けていた田中氏はキャリアカウンセラーの養成講座インストラクター試験合格。さらに1級キャリアコンサルティング技能士にも合格。ついに自分自身の志を具体化する準備が整ったと判断した田中氏は新しい一歩を踏み出した。独立事業主としてのスタートだ。
2017年には株式会社あしあとみらい研究所を設立し、キャリア支援と社会保険労務士業務(人事労務コンサルティング)を軸とした事業展開を開始。2020年からは国家資格キャリアコンサルタント更新講習を開始。そのとき活かされたのは『経営×キャリア』の視点で体系化された軍師アカデミーの学びであり、時を同じくして会社に入社した浜野法美氏(軍師アカデミー第8期生)との軍師力結集だったという。(詳細はInterview記事部分にて)
多くの人がネガティブな影響を受けたコロナ禍においても田中氏は迅速に対応し、その環境変化さえも味方にした一人だ。いち早くオンライン講習を導入し、地元の中四国のみならず、広く全国のキャリア支援者に学びを提供する形態に転換した。現在は13講習(2023年4月現在)を展開するまでになり、「キャリア支援者を組織・社会に変革をもたらす『チェンジエージェント』にする」という自ら掲げる方針に沿って着実に前進を続けている。
軍師1期生であり、現在も成長を続け、自らの軍師像を描き続けるS級軍師:田中道博氏。次は何を生み出すのだろうか?それはわからないが、その動きのまわりには、田中軍師がいたからこそのキャリアを描き、価値ある時間を描く人が無数に生まれてくることは間違いないだろう。